令和5年度学校だより__

冬季の避難訓練



 今日の20分休みに、冬季の火災を想定した避難訓練を行いました。1・2学期の避難訓練との大きな違いは、訓練をする日も時間も、子どもたちには教えていなかったことです。これまでは、放送を静かに聞き、担任の指示に従って避難していました。
 今日は、いつ避難訓練をするかも分からず、しかも休み時間だったので、自分で考え判断し、行動しなければなりませんでした。



 能登半島地震でも東日本大震災でも、学校での避難訓練の経験を生かして、多くの子どもたちが自分で考え判断し、行動したことで、命が助かったことが報告されています。
 自宅から、一人で避難所まで避難した子ども。揺れが収まっても避難しようとしないお年寄りを説得して、避難した子ども。兄弟で、どこに避難するのが一番安全かを相談して避難した子ども。経験したことを生かして、自分で考えて行動したことが、命を守ることにつながったのです。



 避難訓練が終了し、教室で振り返りをしている時間に、本当の地震が起きました。インターネットで調べてみると、震度1の地震だったのですが、学校が「ミシッ」と音を立てたように聞こえました。校内放送をすると、校内が静まり返り、机の下にもぐって、安全を確保しました。
 大きな地震を経験することで、訓練も、実際の避難も、自分事として考えているようでした。


2024年01月18日 水越 厚