5月２日に入学した、ヤギの「しろ」。そして、５月９日には双子の「ふわふわ」と「しろも」が誕生しました。昨日は、オスの子ヤギ「ふわふわ」が一足先に卒業となりました。子どもに聞くと、「『ふわふわ』が『しろも』の上に乗っかって危ないから」と教えてくれました。

　５時間目の卒業式では、「ふわふわ」にたくさんのえさをあげました。卒業のお祝いに、たっぷりとあげました。ブラシで、丁寧に毛並みをそれえてあげました。なでたり抱きついたりする子どももいました。雨の日も暑い日も、毎日お世話をしたので、「ふわふわ」もすっかり１年生の仲間です。「ふわふわ」も、１年生との別れを惜しんでいるようでした。

　渡辺農場の方が、「ふわふわ」を迎えに来ると、さっきまで笑顔ではしゃいでいた１年生の様子が変わります。一人ずつ、「ふわふわ」に声をかける頃になると、しんみりした雰囲気になりました。涙が止まらず、Ｔシャツで顔を覆う子、声を出して泣き出す子。それだけ、「ふわふわ」への思いが大きかった証拠です。トラックに乗せられて渡辺農場に帰っていく「ふわふわ」を、いつまでもいつまでも見送っていました。