令和5年度学校だより__
昨日は、6年生が算数の授業を公開し、職員研修を行いました。分数÷分数の学習でした。「2 1/5mのテープを2/5mずつ切ります。2/5mのテープは何本できて、何mあまりますか。」が、問題です。実は、教科書には分数÷分数で余りを処理する問題はありません。大人でも、頭に???が浮かびそうな問題ですが、いかがでしょうか。
分数の割り算は、あっという間にできた子ども達。しかし、自分の出した答えとにらめっこをしながら、「う~ん」と首をかしげている子どもがいます。「答えが2つ出ちゃった」とつぶやく子どももいます。計算した答えは5 1/2ですが、あまりの1/2に違和感があるのです。子どもたちは、問題を解決しようと、必死に問題と向き合い直しました。
一人で、黙々と図をかいて考える子ども。周りの友達と、話し合いながら考えをまとめていく子ども。分からないところを友達に伝え、教え合いながら納得していく子ども。一人一人が、問題と向き合い、「違和感」を紐解いていきました。授業が終わる時刻になっても、学びを止めない子どもたち。「もっと続けたい!」と、時間を延長して主体的に学んだ6年生でした。