令和4年度学校だより__
今日は、6年生が名立小泊の正光寺に出かけ、高橋さんから名立機雷爆発事件についてのお話を伺いました。高橋さんは、上越市の小中学校を対象とした、「平和の担い手養成講座」の講師も務めていらっしゃいます。ご自身が5歳の時に体験した、名立機雷爆発事件当時の様子を、わかりやすく丁寧に話してくださいました。
終戦後から4年後の昭和24年に、名立小泊に流れてきた機雷が爆発し、63人の尊い命が一瞬にして奪われました。春休みだったこともあり、小学生36人も犠牲になったそうです。多くの小学生の命が奪われたことは、子どもたちも大きなショックを受けたようです。高橋さんは、自分の体験を語り継ぎ、平和の尊さを訴えることを、ライフワークにされているような印象でした。
名立区には、「平和をまもる」碑や供養塔、地蔵尊など、機雷爆発事件に関するものが多くあります。名立区総合事務所には、機雷の破片も展示されています。また、3月30日を「名立・平和を願う日」とし、3月下旬には平和を願う日の集いを開催しています。 名立の歴史を知ることで、6年生は命の尊さと平和を願う大切さを学んだに違いありません。