令和3年度学校だより__

大人気の一輪車



 2学期の始業日にあわせ、体育館に一輪車が設置されました。夏休み期間中に、「子どもにもっと多くの運動遊びを経験させたい」「いろいろな動きを身に付けてほしい」と、体育主任が準備を進めていたのです。
 実は、屋外のグラウンド倉庫には一輪車が格納されていて、以前はグラウンドで一輪車遊びをしていたようです。錆びたりパンクしたりしたためでしょうか。ずいぶん長い間、倉庫の中に眠ったままになっていました。
 始業式の後、子どもたちに聞いてみると、学校で一輪車に乗ったことのある子どもはいませんでした。一輪車に乗ることができる子どもも、ごくわずかでした。



 2限休みに体育館を覗くと、2・3年生を中心に、一輪車置き場には多くの子どもたちが集まっていました。修理して乗れるようになった一輪車だけを設置したので、台数も限られています。一人3分というルールで、順番に一輪車に乗ってみます。
 一輪車に乗れるようになるには、相当な練習が必要です。予想以上に難しかったのでしょう。子どもたちは、肋木に体をゆだねながら、おそるおそる少しずつ進んでいきます。全身に力が入り、ひとこぎするだけでも必死です。
 27日(金)の昼休みには、6年生も練習に来ました。6年生は、壁をつたい、友達に補助をしてもらいながらの練習でした。



 月曜日は、下校バスを待つ間、体育館で遊べる時間もあります。バス待ちの時間も、一輪車の練習をする子どもが多くいました。
 ちょっとしたコツで、ある日突然乗れるようになるのが、一輪車です。一番最初に乗れるようになるのは、誰でしょうか。一輪車の先生になって、友達に教えてあげるのは誰でしょうか。夢中になって、一輪車に挑戦している宝田っ子。とりあえずの目標は、10こぎです。しばらくの間、一輪車ブームは続きそうです。


2021年08月30日 水越 厚