令和3年度学校だより__

血液検査事後指導



 5月に5年生の希望者が、血液検査を受けました。昨日は、名立区総合事務所の保健師さん、上越市の栄養士さん、食生活改善推進員さんの3名を講師にお招きし、血液検査の結果を受けた事後指導を行いました。
 なぜ、5年生が血液検査を受けるのでしょう。それは、大人になるために必要な栄養が、足りているかを確かめるためです。人の体は、20歳で完成するのだそうです。その半分のこの時期に、血液に含まれる栄養が十分かどうかを確かめるのは、今後の成長にかかわる大切なことです。



 20歳で人の体が完成するといっても、人生はそれから50年も60年も続きます。長い人生を健康で過ごすためにも、今の時期の検査が大切なのですね。
 例えば、1日に摂取する砂糖の目安は25グラムと言われています。これからの暑い夏、冷たい物が恋しくなる季節ですが、アイスクリーム1個に含まれる砂糖は25グラム。それだけで、1日の砂糖の摂取量を超えてしまいます。余分な糖分は、油分となって血管を流れるため、コレステロールの数値も上がります。怖い話ですが、血液がサラサラになるはずがありません。
 



 また、栄養士さんからは、朝食の大切についても教えていただきました。休日も平日と同じ時間に朝食を食べることがポイントだそうです。その他にも、牛乳は1日に400mlは飲んでほしい(給食では毎日200ml飲んでいます)こと、心を落ち着かせ眠りを促すホルモンを分泌させることなど、食事と健康、成長の関わるたくさんのことを学びました。
 体をつくり、成長させるのは、「食事」「運動」「睡眠」の要素が非常に大きいです。これから迎える夏休み、子ども自身が気を付け、実践してほしいものです。


2021年07月12日 水越 厚