令和3年度学校だより__

大人気の大型遊具



 宝田小学校のグラウンドには、大型の複合遊具があります。遊具での事故も多いことから、最近はあまり見られなくなっているようです。校舎にも木材が多く使用され、木のぬくもりと温かみあふれる宝田小ですが、この複合遊具も木製です。
 この遊具が、低中学年を中心に大人気で、晴れた日の2限休みや昼休みには、多くの子どもたちでにぎわっています。保育園の園児の中には、この大型遊具で遊べることを楽しみに、入学してくる子どもも多いようです。



 この遊具には、滑り台だけでなく、綱を使った山登りのような遊びや、つり橋を渡るような遊びもできます。物見やぐらのような展望台まであります。
 大人の感覚だと、綱を使って上ることで握力や腕の力が鍛えられる。つり橋を渡ることで、平衡感覚が身に付き、足の筋力がつく…と、体力つくりの側面から遊具を見てしまいがちです。しかし、子どもたちにとって、そんなことは関係ありません。



 速く登ることへの挑戦だったり、安定しないふらふらした感覚やスリルを楽しんだり、度胸試しに飛び降りてみたり、ただただ高いところに興味があったり…。きっと、様々な好奇心が掻き立てられるのでしょう。
 遊んでいる子どもたちは、まるで忍者の修行をしているようでした。子どもたちに、「ここで遊んでると楽しいでしょ。」と聞くと、「ここは、ぼくたちの楽園です!」と即答が返ってきました。大型遊具で、自分たちの遊びを創り出している子どもたちでした。


2021年06月09日 水越 厚