令和3年度学校だより__

朝読書で始まる宝田小



登校後の靴箱

 宝田小学校の一日は、大変落ち着いた雰囲気で始まります。子どもたちが登校した各学年の教室からは、大きな声や笑い声が聞こえてきます。中には登校して朝の準備が終わると、コマやけん玉で遊び始める子どももいます。けれど、8時20分を過ぎると、校内がシーンと静まり返り、一日の学校生活がスタートするのです。
 登校後の子どもたちの様子を見ていて、2つのことに気付きました。



6年生の様子

 一つは、玄関の靴箱の使い方がとてもよいことです。児童玄関で靴を履き替えてから教室に行くわけですが、外履きの靴がきれいにそろえて入れられているのです。もちろん、いくつかはそっと直しておきます。「はきものをそれえると 心もそろう」「心がそろうと はきものもそろう」と言われます。宝田の子どもたちは、靴箱にきちんと靴を入れることで、きっと心も整えて教室に向かうのでしょう。
 ちなみに、子どもたちが帰った後の靴箱を見ると、やはり内履きがきちんとそろえて入っています。スリッパ履きの靴もありません。もちろん、いくつかはそっと直しておきます。
 何気ない日常の一コマですが、毎日の繰り返しが習慣となり、生活に根付いているのです。
 ご家庭ではいかがですか?きっと、きちんと靴がそろっていることと思います。もしそうでない時は、声をかけるかそっと直しておいてあげてください。



4年生の様子

 もう一つは、朝読書です。バスでの登校なので、朝の支度や着替え、提出物の提出など、なかなか一斉に朝読書を始めるとこはできません。それでも、準備のできた子どもから読書を始めます。
 宝田小学校では、8時20分から8時35分までの15分間を朝読書・朝学習の時間として位置付けています。わずか15分ではありますが、週2回の朝読書の時間は、自分の好きな本を手に取り、想像力を膨らませて本の世界に没頭しています。
 朝読書をすることで、気持ちが落ち着きスムーズに一日の学校生活を始められるのだと、子どもたちを見ていて感じます。
 


2021年04月27日 水越 厚