令和3年度学校だより__

名五美ちゃんプロジェクト始動



 4月26日(月)、地域のアートディレクター 阿部 芳春さんをゲストティーチャーにお迎えし、今年度の名五美ちゃんプロジェクトが本格始動しました。
 名五美ちゃんの誕生は、今から10年前。6年生の「総合的な学習の時間」の「ふるさと」をテーマにした学習で、「ゆるキャラを作って名立を元気にしたい。」という子どもたちの願いがスタートでした。
 「ふるさとのよさを知ろう」と調査活動を進めていくうちに、「名立にはこんなによいところがあるのに、どうして観光客が増えないのだろう。」「観光客が増えている地域は、どんなことをしているのだろう。」と疑問をもつ中で、上越市の他の区では、次々に独自のゆるキャラが作られていることにたどり着いたのです。当時、全国的なゆるキャラブームも背景にあったのでしょう。



 阿部さんからは、名五美ちゃん誕生までの、当時の子どもたちの思いや願い、立体化に至るまでの取組や苦労を教えていただきました。「海から山へつながる」「「山から海へつながる」のキャッチフレーズに込められた、意味の深さも教えていただきました。
 宝田小のアイドルとして誕生した名五美ちゃんは、名立のアイドルに成長し、地域のシンボリック的な存在になっています。高田公園観桜会に参加したり、浅草の仲見世商店街で名立をPRしたり、新潟キャラクター総選挙に出馬?したりと、活動も広がっています。 



 名五美ちゃんプロジェクトを通して、子どもたちはふるさと名立、ふるさと宝田への思いを膨らませ、ふるさとを愛し誇りに思う気持ちを育んでいるのです。
 今年は、どのような活動で名五美ちゃんプロジェクトが進んでいくのか、今から楽しみにです。まずは、キャッチフレーズにどれだけ思いを詰め込むことができるかがカギになりそうです。


2021年04月26日 水越 厚