令和3年度学校だより__

朝の登校風景から



 宝田小学校は、全校がバス通学で登下校をしています。高学年が低学年を上手にまとめ、おしゃべりもせずにきまりよくバスに乗っています。1年生でも、きちんと運転手さんにあいさつをしてから降りてくる子どももいます。こうやって、子どもたちは公共のものを利用するマナーを学んでいるのです。
 ところで、朝、バスから降りてくる子どもたちに、「おはようございます。」と声をかけると、反応は実に様々です。



 「おはようございます!」と元気よくあいさつをする子どももいます。「きっと、今日は学校で楽しみなことがあるのかな。」とか、「友達と遊ぶのが楽しみなのかな。」とか考えていると、自然とこちらも笑顔になります。中には、自分からあいさつをする子、きちんとおじぎをしながら挨拶をする子もいるので、思わず「ありがとう。」と声をかけてしまいます。
 しかし、返事が返ってこない子や、トボトボと歩いている子もいるのです。「家で何かあったのかな。」とか「学校で気になることがあるのかな。」とか「今日は体調がよくないのかな。」とか、いろいろと思いを巡らせてしまいます。



 「あいさつは人を表す」と言われます。家庭での「おはよう。」や「行ってきます。」、「ただいま。」はいかがでしょうか。いつでも、どこでも、誰にでも明るく元気なあいさつをすることは、なかなか難しいことです。家庭でも、あいさつを交わすことで、心の中を覗いてみてください。

 いつの間にか、話題が登校からあいさつにすり替わってしまいました。
 運転手さん、毎日ありがとうございます。子どもたちが安全に登下校できるよう、これからもよろしくお願いいたします。


2021年04月22日 水越 厚